安居の歴史

安居地区は福井市のなかでも最も早くから開けた地域です。北堀町には貝塚の史跡もあり、縄文時代には人が生活をしていたことが明らかになっています。

髙雄神社秋季祭礼『オシッサマのお渡り』が、古くから伝承され、福井県の無形民俗文化財に指定されています。

館内には、地域の方から提供して頂いた昔の生活用品や農機具などを展示した郷土資料室『あごっと』があり、昔の暮らしを偲ぶことができます。

古代ロマンの旅 歴史を訪ねて

安居公民館の歴史

昭和22年
あおぞら公民館として西安居村公民館創立(4月1日)
昭和29年
西安居村、福井市へ編入(8月1日)
昭和36年
福井市独立公民館として安居公民館建設
昭和40年
第1回福井市公民館まつり開催
昭和50年
第11回福井まつり協賛として地区民踊大会(夏祭り)始まる
昭和52年
安居公民館新築移転(市出張所、西安居保育園併設)
平成7年
現在地に新築 鉄筋コンクリート2階建て 延べ面積619.38㎡ 敷地面積4,178.40㎡
平成 9年
愛郷『わがふるさと安居』発刊
平成25年
『安居ふるさと探訪』発行

髙雄神社秋季祭礼『オシッサマのお渡り』

福井県指定無形民俗文化財

オシッサマのお渡り

令和5年『日本の祭り』(ダイドードリンコ提供)で全国放映されました。

オシッサマのお渡り1 オシッサマのお渡り2 オシッサマのお渡り3

『オシッサマのお渡り』の謂れ

昔むかし、秋の祭礼が近づくと小さな子供のいる家へ一本の白羽の矢が立ったそうな。その矢は、その家の男の子を神様への生贄に差出せというお告げ。子の母親は狂わんばかりに嘆き悲しんだ。もし生贄を出さないと、その年は大凶作となり平和な村は悲しみのどん底に落ちたという。

ある年、通りがかりの侍が「これは化け物の仕業」と見抜く。侍は、生贄を出す箱の中に潜み現れた怪物に一太刀を浴びせた。それから、村人達と共に点々と続く血の跡を追い、高雄山の奥深い洞穴の中にいた化け物を退治した。それから村には平和が戻り、村人達は安心して暮らせるようになったという(共に戦った村人の子孫が『守護職』と伝わる)。

村人達は旅の侍のおかげとその徳を讃え、里に戻った平和を喜び心ゆくまで祭を楽しんだ。侍は「わしは猿田彦の子孫で国内の化け物を退治するために旅する者だ」と一言、再た旅に出たという。

そののち、侍の祖先である猿田彦命(ハナオシッサマ)・天細女命(オシッサマ)夫婦神をお祭りして永くその徳を伝え、今も地域を上げて二神を祀る渡御神事(オシッサマのお渡り)が斉行されている。

日程

『オシッサマのお渡り』の本祭は10月体育の日の前日です。

  • よいの宮祭(土)
  • 本祭(日)
  • 10月体育の日(月)
詳しくはこちら
オシッサマのお渡り4 オシッサマのお渡り5

郷土資料室『あごっと』

公民館入口左側には郷土資料室があります。室内には、地域の方約70人から提供して頂いた昔の生活用品や農機具、発掘された土器、先の大戦で使用された品々など約200点が展示してあります。平成7年4月公民館新設と同時に資料室が併設され、地区の皆様方から、提供して頂きました。

その後、経年と共に煩雑化した室内を見直すため、平成26年『安居みらい塾』を立ち上げ整備を始めました。昔の品々だけでなく、ジオラマ(中学生制作)やホタルコーナー、使わなくなった臼や田植えの時に使う田んぼ枠を再利用した喫茶コーナーも設けました。思い出と共に安居地区の未来を語って頂く空間です。ゆっくりおくつろぎ下さい。

郷土資料室1 郷土資料室2 郷土資料室3 郷土資料室4

【近年の活動】
令和3~4年度にかけて、福井県無形民俗文化財に指定されている髙雄神社秋季祭礼『オシッサマのお渡り』の展示コーナーを設営しました。
その昔生贄を出した家々を供養して廻る『七郷廻り』の昔からの道を表した地図や一連の神事の内容をまとめたパネル、お渡りのようすを再現した和紙人形、まつりの謂われや髙雄神社の沿革を記した巻物など展示してあります。

令和5年度は、地区内の他神社のまつりについて展示するコーナーの設営に取りかかっています。

近年の活動1 近年の活動2 近年の活動3 近年の活動4

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